1. それは突然やってくる
私は外資系の某消費財会社で人事の仕事をやっています。仕事上今までメンタルを病んでしまった社員の方のケアをした経験はありますが、まさか私自身が逆の立場になるとは思ってもみませんでした。しかし、それは今年まさに突然やってきたのです。どういう状況だったのか、それにどう対処してきたのかお話しさせていただきます。
2. 原因
私の場合は原因が明確でいずれも会社の仕事や仕事の環境が原因でした。その中で大きな要因を二つあげると
A. 上司のマイクロマネジメント
B. 仕事の量が多すぎた
C. 部署のチームワークが悪い
です。
いずれもありがちな理由ですが、私の場合A.が最もきつかったです。というのも上司が外国人なので全て苦手な英語で話す必要がありそれだけでも大きなストレスだったのですが、この人のマネジメントスタイルが人に任せることができず、非常に細かいところまで口を出してくるという特徴がありました。
3. いきさつ
なんとなく気分が憂鬱になったのは2022年の2月くらいからです。この頃会社の社長が変わり、私の上司が新しい社長に取り入ろうと仕事のアピールを始めました。部下やチームに何の相談もなく色んな目標をコミットして想定外の仕事が次々と降ってきたという訳です。それもマイクロマネジメント付きで。
そもそも暇をしていたわけではなく、毎朝7時半から夜8時くらいまでは働いていましたので、追加の業務が追加されるだけで精神的に参りました。
その後、気分転換をしようと週末は近くに出かけたり、旅行に行ったりしましたが仕事のことが頭から離れず全く楽しくなかったという日々を過ごしました。
4. 病院へGo!
その後騙し騙し仕事をしていましたが、3月中旬、ついに何をしても楽しめないどころか明らかな体調の変化が起こりました。
A. 不眠
B. 不安感が取れず食欲も低下
C. 帯状疱疹
ここまで来ると家族も私の異変に気づき、病院に行くよう勧められました。
5. 病院の予約が取れない!
いざ、病院に行こうと思い立ったものの、評判の良い心療内科はどこも予約が取れません。こんなにも世の中にメンタルを病んでいる人が多いことを初めて知りました。
結局私が初診の予約が取れたのは4月中旬で、およそ1ヶ月待ちました。
これを読んでいる方にアドバイスですが、少しでもメンタルの不調を感じられた方は症状が軽い早期に病院の予約をされることを強くお勧めします。
私の場合、この1ヶ月間でさらに不安感が強まったり少し悪化した気がします。
6. 診断結果と医師のアドバイス
診断結果は想像通り「適応障害」となり、1ヶ月間、仕事から離れて自宅療養せよとの診断が出ました。
今はまさにその療養中ですが、療養に際し医師からのアドバイスをシェアさせていただきます。
A. なるべく頭を使わない。
筋肉は使えば使うほど強化されるが脳は強化されず、思考できない状況になる
んだそうな。抑うつ状態にある人はもう思考できない状態なのでとにかく脳を
休ませる必要があるそうでです。
B. 運動すること
ただし、ウォーキング、ジョギング、釣りなど思考してしまうスポーツは禁
止!なるべく集中が必要なスポーツ(対応しないと殴られたりキックされてし
まうキックボクシングを勧められました。)
C. 外部の人とよく話をすること
飲み会などの参加は積極的に行うこと。ただし、アルコールは脳に良くない
のでノンアルコール飲料を飲むこと。
7. まとめ
メンタルの病は本当に誰にもやってくるものです。心療内科は初診も出来ないくらい大流行りなのです。
ですから自分で注意していると防げる、と考えるのではなく、なってしまったらどうするか?を考えてもらうといいと思います。そのため
A. 評判のいい心療内科を普段から調べておく
B. ちょっとでも不調になったらすぐに診療予約を入れる
ことを強くお勧めします。
今回の記事は以上です。次回は、私の病状の経過や、せっかくなのでメンタルを病んだときどうするか?(会社の休み方、その間の収入をどうするか?等)について私の体験と知識をベースに記事にしていきますね。
ではではー!